珪藻土マットは、その優れた吸水性と速乾性から、多くの家庭で使用されています。しかし、使わなくなったり、壊れたりした珪藻土マットの処分に悩む方も少なくありません。特に、珪藻土マットにはアスベストが含まれている可能性があるため、適切な処分方法を選ぶことが重要です。新規で購入・買い替えの時も成分表のチェックはしましょう。

本記事では、東京都と神奈川県を例に、珪藻土マットの処分方法を詳しく解説し、不用品回収業者「おかたづけStyle」への依頼方法についてもご紹介します。

珪藻土マットとは？

珪藻土マットは、植物性プランクトンの化石や珪藻(けいそう)からできています。極めて小さな穴(細孔)が多く、水分を素早く吸収します。さらに、珪藻土は穴（孔）を通して半永久的に呼吸をしており、吸湿・放湿ができます。その結果、水を吸ってもすぐ乾くことが出来るのです。

布のバスマットであれば、家族全員が使用すれば後半の人になればなるほど吸水性が落ち、乾かないといったことになりますが、珪藻土マットは水を吸ってすぐ乾いてくれるため、家族全員が使用してもさらさらの状態で使用できます。

バスマット以外にも歯ブラシスタンドや、食器用水切りマット、茶さじ、コースターなど多くの水回りで使用できるとして人気になりました。

珪藻土マットのメリット

• 吸水性に優れ、すぐ乾く
• 基本的には洗濯の必要がない

珪藻土マットのデメリット・注意点

• カビや雑菌の繁殖の可能性
  
  長時間濡れた場合・置き場所の湿度が高い場合は、カビが生える可能性はあります
  。珪藻土には、速乾性のある調節機能が働き、カビ・ばい菌の繁殖を抑制し、消臭作用があります。
• 少し重い
  布マットに比べれば、重いです。落とせば割れてしまいますので、注意が必要
• 汚れがシミになる
  表面的な汚れであれば、ヤスリで削ることが出来ますが、内部に染み込んでしまうと、取ることが出来ません。
• 強い衝撃を与えると割れる
  落としたり、倒してしまうと割れてしまうことがありますので、お子様などいる場合は気を付けましょう。直射日光が当たる場所や段差がある場所においてしまうと割れることがあります。
• 価格によって性能差がある
  品質を求める場合は、それなりの予算が必要です。
• 冬場は少しひんやりと感じる
• 捨てる時は、素材によって一般家庭ごみとして扱えないこともある

お手入れ方法

以下の方法で日ごろのお手入れをすることが出来ます。

• タオルで軽くふく
• 定期的に陰干しをする（週一回～月一回程度）
• 吸水力が落ちてると感じたら、ヤスリでこする

珪藻土バスマットの選び方

• 国産の珪藻土マットは品質が高く、人気があります。
• サイズや重量は製品によって異なります。置き場所なども考えつつ選びましょう。
• 素材にアスベストを含むか否かで処分方法が変わります。

処分方法＜珪藻土マット＞

珪藻土マットは一般的な家庭ゴミとして捨てることができません。そのため、適切な処分方法を選ばなければなりません。また、アスベストが含まれている可能性があるため、安全に処分するための手順が必要です。

処分する前にまずはチェック！

• 自治体のごみのルール
• アスベストを含む製品であるか
• 正しい処分方法を選ぶ

アスベストを含む製品を普通ごみで捨てたらどうなるの？

非常に深刻な問題が発生します。アスベストは細かい繊維状の鉱物で、吸入すると健康に重大な悪影響を及ぼします。普通ごみとして処理されると、アスベストが飛散し、焼却処理や埋立地で作業する人々や周囲の環境に危険をもたらします。そのため、アスベストを含む製品は、特定の回収業者や行政の指導に従い、適切に処理することが法的に義務付けられています。

自治体のごみのルール

神奈川県横浜市での捨て方

珪藻土マットの大きさが50cm以内であれば「燃えるゴミ」になります。ただし、アスベストを含む場合は、回収不可となります。
なお、青葉区、神奈川区、港北区、都筑区、鶴見区、西区、保土ケ谷区、緑区、南区は、50㎝を超える場合「粗大ごみ」で処分が出来ます。それ以外の地域では回収不可となります。

東京都中央区での捨て方

東京都中央区では、大きさが30センチを超えるものは「粗大ごみ」
30センチ以下のものは「燃えないごみ」の収集日に出すことが出来ます。
ただし、こちらもアスベストを含む製品の場合、メーカー回収品であるか確認する必要があります。しそのため、普通ごみとして出すことは禁じられています。

アスベストを含まない珪藻土マットの捨て方は？

大きさにより、「燃えるゴミ」「粗大ごみ」いずれかで処分することが出来ます。これらは自治体のルールの沿って処分するようにしましょう。

1. 自治体の家庭ごみ収集日に捨てる

横浜市であれば、50㎝以内・東京都中央区であれば30㎝以内の物であれば、「燃えるゴミ」の日に集積所にもっていくことで処分することが出来ます。

2. 自治体の粗大ごみ収集で捨てる

家庭ごみとして処分できないサイズの場合は、粗大ごみ収集になります。粗大ごみの申し込み・収集券の購入をして処分しましょう。

3. 不用品回収業者に依頼する　⇒アスベストの有無問わず回収OK

珪藻土マットのほか、ベッドフレームやマットレスなどをまとめて処分することが出来ます。自治体の収集に比べ、料金は高くなりますが、早く処分したい人やほかにも多数の処分品がある人には、不用品回収業者「おかたづけStyle」などがおススメです。

不用品回収業者「おかたづけStyle」では、リサイクル家電なども回収対象となっていますので、引越しや整理で処分品が多い場合、見積もりを取ってみると良いでしょう。

最後に

今回は、便利で空間をおしゃれに見せることも出来る珪藻土マットの処分方法を紹介しました。
珪藻土マットの処分は、適切な方法を選ぶことで手間や費用を抑えることができます。東京都や神奈川県の行政が提供する指定業者によるリサイクルや、不用品回収業者を利用することで、効率的に処分できます。

特に「おかたづけStyle」のような不用品回収業者に依頼することで、迅速かつ安心して処分を進めることが可能です。ぜひ、自身の状況に合わせて最適な方法を選び、不要な珪藻土マットをスムーズに処分しましょう。